令和6年度事業計画・予算の概要
当商工会議所は、令和6年3月25日に開催した第109回通常議員総会において、令和5年度の事業計画及び収支予算などが審議され、満場一致で承認されましたので、その概要を掲載いたします。
令和6年度事業計画の概要
令和6年度は、第20期中期行動計画の第2年次となり、計画に基づく着実な事業実施を推進すべく、第1年次の実施検証を踏まえ、経済活動の回復と新たなる環境変化に重きを置き事業計画を策定しました。
はじめに、現下の経済情勢についてです。3年余りの長きに渡り世界を混乱に陥れ、生活や行動を一変させた新型コロナウイルス感染症は収束に向かい、昨年5月には5類へ引き下げられ、コロナ禍前と同じとは言えないまでも、ようやく活気が戻ってきました。
一方、世界では、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中で、イスラエルとパレスチナの紛争も勃発し、中国と台湾の緊張、北朝鮮によるミサイル発射など、経済活動への影響が心配される状況が続いています。
国内においては、これらに伴う、原材料・エネルギー価格の高騰等が、中小企業者の活動に大きな打撃を及ぼし、加えて、昨年10月から開始された「インボイス制度」や、今年度から適用される建設・運輸業界への「時間外労働の上限規制」による働き方改革への対応、更には、経済活動が回復するにつれ様々な業界で人手不足が深刻化するなど、難題が山積し、厳しい経営環境にあります。
当商工会議所は、これら直面する問題及び新たな諸課題に対処すべく、組織・財政基盤の強化に努めるとともに、中小企業・小規模事業者の「経営基盤の強化」と持続性のある「地域の活性化」に向けた施策を講じ、積極的に各種事業を展開して参ります。
具体的には、巡回相談・専門相談を各種経営支援事業の核として、会員事業所の実態とニーズに即した支援を実施して参ります。高齢化や人手不足など事業者が抱える社会構造的な課題については、事業承継や創業者支援、IT化によるDX支援などデジタル社会への適応支援など、更なる経営支援の充実を図って参ります。また、働き方改革及び社会保障などの諸制度に対して、即応できる体制の強化を図り、労働環境改善並びに健康経営に注力して参ります。
さらに、これまでも開催してきた「さくらウォーキング」、「プレミアム付き商品券発行事業」、「菓子博・酒まつり」、「スタンプラリー」などの事業を継承し、持続性のある戦略として位置づけ、誘客の促進と地域経済の活性化推進のために取組んで参ります。また、地域の特性と匠の技を活かした地場産品のブランド化も推し進めて参ります。
以上が令和6年度の主な事業計画の概要です。これら施策の推進にあたっては、地域の企業・事業者並びに住民の理解を得ながら関係機関団体等との連携のもと、政策提言や意見要望を行い進めて参ります。二本松商工会議所は、日々変化する社会の動向と情勢を踏まえ、会員事業所の拠りどころとなり、皆様のご期待にお応えできるよう『信頼され、頼られる商工会議所』を目指し努力して参ります。
令和6年度事業計画・収支予算及び第20期中期行動計画(令和5~7年度)については下記データをご覧ください。
- 令和6年度事業計画【PDF形式:487KB】
- 令和6年度収支予算総括表【PDF形式:54KB】
- 第20期中期行動計画(令和5~7年度)【PDF形式:734KB】