事業計画・予算の概要

令和5年度事業計画・予算の概要

 当商工会議所は、令和5年3月24日に開催した第107回通常議員総会において、令和5年度の事業計画及び収支予算などが審議され、満場一致で承認されましたので、その概要を掲載いたします。

令和5年度事業計画の概要

 令和5年度は、第20期中期行動計画の初年度となり、第19期中期行動計画の主要事業を検証し、改善と検討を加え事業計画を策定しました。
 はじめに、現下の社会情勢を見ますと、新型コロナウイルス感染症への対応は変わりつつあるものの、地震や台風・豪雨など頻発する自然災害、ロシアによるウクライナ侵攻、世界的なインフレや、本年10月のインボイス制度導入など、様々な社会経済環境の変化が次々と押し寄せ、極めて予測困難な状況が続いています。
 地域経済においても、これら複合的な要因による電力・ガスなどのエネルギーや原材料・物流コストの高騰等のサプライチェーンの混乱、物価上昇や急激な円安が大きな影響を及ぼしており、当管内企業にも、厳しい経営環境となっております。
 一刻も早い、景気の回復、安心して暮らせる社会の構築が望まれているところです。
 このような中、当会議所は、感染症拡大防止と社会経済活動の両立、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えながら、これら直面する問題及び今後の諸課題に対処するため、当面のビジョンとする「第20期中期行動計画」及び「経営発達支援計画」に沿って、効果的な施策を講じて参ります。
 本事業計画においては、商工会議所が果たすべき役割の原点に立ち返り、「会員と共に一歩前へ!~信頼される「地域総合経済団体」を目指して~」を基本行動の目標に据えて、施策事業を実行するともに、更なる組織強化に努めて参ります。
 特に、近年顕在化している人口減少や高齢化などの事業者が抱える社会構造的な課題に対して、「地元事業者の経営基盤の強化」と「持続性のある地域の活性化」を活動計画の柱として、各種事業を展開して参ります。
 まず、「地元事業者の経営基盤の強化」においては、巡回相談・専門相談を各種経営支援事業の核として、会員事業所の実態とニーズに即した支援を寄り添って実施して参ります。そのうえで、IT化によるDX支援など経営の効率化と生産性の向上に繋がる支援を行って参ります。また、働き方改革及び社会保障などの諸制度に対して、即応できる体制の強化を図り、労働環境改善並びに健康経営に注力して参ります。
 次に、「持続性のある地域の活性化」においては、これまでも開催してきた「さくらウォーキング」、「プレミアム付き商品券発行事業」、「菓子博・酒まつり」、「スタンプラリー」などの事業を継承し、持続性のある戦略として位置づけ、誘客の促進と地域経済の活性化推進に努めます。また、地域の特性と匠の技を活かした地場産品のブランド化も推し進めて参ります。
 そのほか組織として、あらゆる状況に即応した危機管理の強化にも努めて参ります。
 以上が令和5年度の主な概要ですが、これら施策の推進にあたっては、地域の企業・事業者並びに住民の理解を得ながら関係機関団体等との連携のもと、政策提言や意見要望を行い進めて参ります。二本松商工会議所は、日々刻々と変化する社会の動向と情勢を踏まえ、会員事業所の拠りどころとなり、皆様のご期待にお応えできるよう『信頼され、頼られる商工会議所』を目指し努力して参ります。 
 令和5年度事業計画・収支予算及び第20期中期行動計画(令和5~7年度)については下記データをご覧ください。