事業報告・決算の概要

令和5年度事業報告・決算の概要

 当商工会議所は、令和6年6月27日に開催した第110回通常議員総会において、次のとおり令和5年度の事業報告及び収支決算が承認されましたので、その概要を掲載いたします。

令和5年度事業報告総括

 はじめに、令和5年度の社会・経済状況についてです。
 世界では、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化に加え、中国と台湾の緊張、イスラエルとパレスチナ武力勢力間の衝突も深刻化するなど、国際的リスクが増大する1年となりました。国内においては、5月に新型コロナウイルス感染症の位置付けが第2類から第5類に移行され、地域経済にも回復傾向が見られたものの、継続的な円安、原材料・エネルギー価格の高騰の影響による消費者物価の上昇、深刻化を増す人手不足など、多くの中小企業・小規模事業者では、厳しい状況が続きました。
 このような中、当会議所では、令和5年度事業計画に則り、「地元事業者の経営基盤の強化」と「持続性のある地域経済の活性化」を活動計画の柱に据えて各種事業に取り組み、おおむね予定どおり終えることができました。
 令和5年度の主要な事業概要については、次のとおりです。
 まず、基本となる当所の組織・財政・運営の強化についてです。
 最も基本となる会員増強対策では、創業支援や相談業務等を通し32会員の増となったものの、廃業などによる退会が27会員あり、結果として特別会員を含め852会員となりました。
 二つ目に、会員事業所への経営基盤に関する支援についてです。
 令和5年3月17日に経済産業省の認定を受けた第二次「経営発達支援計画」の1年目に当たり、計画に基づき実施してきた各事業にあっては、第三者による事業評価において、実施効果があったとの評定を受けました。また、県より認定を受け3年目を迎えた「事業継続力強化支援計画」の遂行状況については、小規模事業者に対する災害リスクや各種施策の周知、関係団体等との連携、災害発生時の対応にかかるBCP関連セミナー等、有事にかかる支援体制等の構築に努めました。
 三つ目に、持続性のある地域経済の活性化対策についてです。
 地域経済の回復を目的として実施している「にほんまつeマッチング」事業においては、4件の商談が実施され、会員事業所相互の取引と販路開拓を図りました。停滞する経済活動の活性化に向けての継続事業においては、主要事業として「2023・秋の陣 オールにほんまつスタンプラリー」や、市の支援も受け「生活応援・プレミアム付商品券販売」事業を実施し、好評を博しました。また、市との連携のもと創業支援空き店舗等活用事業の促進を図り、新たに6件を創業に導いたところです。

 収支決算につきましては下記PDFファイルをご覧ください。