新年明けましておめでとうございます(年頭所感)

平成30年 年頭所感

   nentousyokan

 

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様方には、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げますとともに、当商工会議所の事業活動にご支援ご協力を賜り、衷心より感謝と御礼を申し上げます。
 さて、昨今の国内経済は多少の為替変動があるものの円安・株高傾向が続き、底堅い内外需を背景に景気は緩やかに持ち直しており、昨年11月に発足した第4次安倍内閣のもと今後も回復基調が続くものと見込まれますが、地域の中小・小規模事業者の経営や消費回復までに至っていないのが現状であり、今後の回復成長に向けた政策や経済活動に期待するところです。
 また、東日本大震災と原発事故から7年目を迎えようとしております。風評被害払拭に全力を傾注している本県にとっては、その克服のためにも関係機関団体等とともに、より一層の対策を進めて行かなければなりません。
 当商工会議所は、これら当面する問題及び今後の諸課題に対処するべく、当商工会議所創立50周年を明年に控え、昨年策定した中期行動計画に沿って、重点とする組織・財政基盤の強化並びに中小企業・小規模事業者の経営・事業承継・創業支援等を通し、地域経済の活性化・活力強化に向けた施策を講じ、積極的に取り組んで参ります。
 このような中、人口減少は年々進み、地域経済の縮小と地域活力が低下しており、地域の活性化と振興を推進することは喫緊の対策であり、商工会議所の重要な役割とするところです。本年は来年迎える創立50周年のプレ事業として、二本松の“匠”「二本松酒まつり」「にほんまつ菓子博」のブランド化推進イベントのほか、秋の菊人形・紅葉シーズンの「スタンプラリー」や市と連携した「プレミアム付共通商品券発行」を予定しています。また、今年は二本松少年隊の悲劇を生んだ戊辰の役から150年にあたります。二本松市戊辰の役150周年記念実行委員会と連携して記念事業を実施するなど、一層の誘客促進と街なか回遊による地域活性化を推進するとともに、婚活や定住促進施策事業を実施し、地域が将来にわたり持続できるよう真の地方創生に取り組んで参ります。
 これら施策は、当商工会議所のみでできるものではなく、企業・事業者並びに地域住民のご理解を得ながら専門家及び関係機関団体等とも連携を図るとともに、政策提言なども行いながら進めて参ります。
 二本松商工会議所は、本年も現実の社会情勢を見据えながら、会員事業所の拠りどころとなり地域住民の皆様のご期待にお応えできるよう『信頼され、頼られる商工会議所』として努力して参りますので、本年も関係皆様の一層のご指導とご協力をお願い申し上げ年頭の挨拶といたします。

二本松商工会議所 会頭 山口 純一